「丹波市人権ゆかりの地探訪」を開催しました

8月22日(火)9時30分から氷上住民センターで市同教による「丹波市人権ゆかりの地探訪研修会」を開催しました。この研修会は丹波市まちづくり部人権啓発センター隣保館事業の「じんけんセミナー」を兼ねて実施しています。参加対象は、市内の小・中・県立学校の教員と一般市民希望者です。参加者は想定を上回り70人近くになりました。

講義は「誰ひとり取り残さない教育をめざして~みえるとわくわくする部落の人たちの生き方~」のテーマで、昨年度に引き続いて元教員の細田さんによるお話しです。明治維新以降、強化されてきた部落差別の実態と、その解放に向かう人々の熱意と行動などについて語っていただきました。「明治の富国強兵政策の中で、農民の暮らしは一層苦しくなり、解放令によって、部落差別が強化される結果になった」「全国水平社は、差別からの解放だけでなく、すべての人々が人間として生きることができる社会をめざすものだった」「太田顕太郎さんも、世界中の人たちが二度と同じ悲しいめに遭わなくてよいようにしたいという思いで活動された」「日本国憲法の理念を実現することが、すべての子どもの教育を守ることになる」などの内容を、生き生きした表情と軽快なテンポでお話ししていただきました。参加者は、皆、引き込まれるように聴いておられました。細田さん、ありがとうございました。

 

2023年8月22日 | カテゴリー : News | 投稿者 : info_7z6i6ge7