6月21 日(金)19時から柏原住民センターで、標記の研修会を行いました。今回は、市同教の社会教育分野の部会員と理事など68人が参加されました。講演では、公益財団法人 反差別・人権研究所みえの松村元樹さんに「無関心でいられても無関係ではいられない人権問題」の演題でお話ししていただきました。
差別問題の基礎基本として、「たいていの人が無意識の偏見や思い込み(アンコンシャスバイアス)をもたされている」「差別は、たいていが悪意なき、差別的意図なき人たちが日常の場で起こす社会問題(マイクロアグレッション)」「差別は“結果”の問題であり、自分が差別したか否かを自分で判断することは困難、また、差別などを見ないし聞かないから差別はないと個人的実感だけで判断するものではない」「人権問題を“思いやりや優しさ”だけで解決することは不可能」「差別解消の責任をマイノリティに課してはならず、マジョリティが解決すべき問題」などを柱として、具体的な例を挙げてお話していただきました。時間の都合で端折りながらの講演となりましたが、配付資料を読み直したり松村さんのブログを見たりして更に学びを深めたいと思います。松村さん、遠方から丹波の地へお越しいただき、ありがとうございました。