第2回社会教育人権研修会を開催しました

9月13日(金)19時から柏原住民センターで、標記の研修会を開催しました。この研修会は市同教の部会のうち、社会教育部会、女性部会、宗教部会、企業部会の部会員並びに理事の皆さんを対象としたものです。39人が参加しました。講演の講師に、尼崎市職員でハンセン病家族訴訟原告団(あじさいの会)副団長の黄光男(ファン グァンナム)さんをお迎えし、「ハンセン病家族の思い~問われているのは誰ですか~」の演題でお話ししていただきました。

家族がハンセン病にり患したことにより、幼いころから両親や兄弟姉妹と離れて暮らさざるを得なかった経験をもとにしたお話です。「明治末期からのらい病に関する法律により、ハンセン病患者を隔離する「無らい県運動」が各地で展開され、地域社会にハンセン病に対する偏見・差別や忌避感や排除意識が定着した。1996年にこの法律は廃止され、熊本地裁で国家賠償請求訴訟が始まった。2019年に原告勝訴の判決が下されたが、ハンセン病家族の被害は払しょくされず、現在も約800人が全国の療養所に残されているなど課題が多い。」といった内容でした。講演の最後には、自作の歌「閉じ込められた生命」などをギータの弾き語りで披露され、ハンセン病家族の思いを訴えられました。

 

 

 

 

2024年9月17日 | カテゴリー : News | 投稿者 : info_7z6i6ge7