8月5日(火)13時30分より柏原住民センターで標記の研修会を開催しました。参加対象者は、市同教の部会に登録されている市内の認定こども園、小・中学校、県立学校の先生たちと関係する理事の皆さんです。講師に部落解放同盟兵庫県連合会書記次長の北川真児さんをお招きし「いまあらためて部落問題を考える」の演題でお話を聴きました。
人権に関する各種のデータをもとに客観的かつ論理的に部落差別のいまや若者の意識について話をしてもらいました。これからの人権・同和教育に求められる「変化」と「いま」を学ぶことやインターネット上の差別「煽動」行為に対応できる教育・啓発体制の構築などについてもお話がありました。
最後に「誰もが当事者であるという意識」どの子も「差別を受けるかもしれない」「差別するかもしれない」誰もが「当事者」だといういう意識をつけていくのが重要。『「差別をしてはいけない」から「差別をなくそう」へ』この考え方を共有していくことが、これからの人権教育・啓発のカギとなると締めくくられました。
今日の研修会では、これからの部落問題学習のヒントもたくさんあり、若い先生方へのエールもいただきました。
45名の参加者は皆さん熱心にメモを取りながら聴講されていました。
北川真児さんにおかれましては、酷暑の中、遠方までお越しいただき感謝申し上げます。
実りの多い研修会であったことを報告いたします。
参加された皆さんもありがとうございました。