『丹(まごころ)の里 人権のつどい』が開催されました

12月8日(日)の午後、春日文化ホールで『丹(まごころ)の里 人権のつどい』が開催されました。この会は丹波市や法務局、市同教などの主催により、毎年12月の人権週間の頃に行っています。

開会行事の後、ステージでは3人の中学生による人権作文「最優秀賞」(丹波地区)の表彰と朗読、三菱電機社会インフラ機器株式会社による〝子育てサポート企業「くるみん認定」の取得とその後の取組み〟と題した人権活動事例発表、大島花子さんの講演〝トーク&コンサート ~つながる命 大切な命~〟がありました。

会場には280人ほどが集い、ステージ発表や展示発表などを通して参加者は人権について考えるよい機会となりました。また、市同教の理事の皆さんには、受付や駐車誘導などの役割を担っていただき、ありがとうございました。

  

 

 

 

2024年12月9日 | カテゴリー : News | 投稿者 : info_7z6i6ge7

全同教研究大会に参加しました

11月30日(土)~12月1日(日)の2日間、熊本市を中心に第75回全国人権・同和教育研究大会が開催され、市同教から10名が参加しました。

この大会は「差別の現実から深く学び、生活を高め、未来を保障する教育を確立しよう~部落問題を解決し、人権文化の創造をはかるために、同和教育の充実と発展をとおして人権教育・人権啓発を構築していこう~」というテーマのもと開催されていますが、今大会の地元テーマは『事実と実践・創造』~であう つながる「ひと なかま まち」~ です。全国から大勢の人が集い、実践報告や講義を聴きました。入場制限のあった全体会の様子は、1月~2月の期間に録画配信される予定です。

  

 

2024年12月2日 | カテゴリー : News | 投稿者 : info_7z6i6ge7

市同教 理事研修に行ってきました

11月1日(金)、市同教の理事研修に出かけました。研修先は、岡山市の「人権啓発センター」と「渋染一揆資料館」です。6人が参加しました。朝、7時40分に貸切バスで事務所を出発し、途中休憩をしながら10時30分ごろ予定どおり到着。

50分間ほど「人権啓発センター」で講話を聴いたあと「渋染一揆資料館」へ徒歩で移動。その隣にある部落解放の殉教者を祀った若宮神や渋染一揆記念碑にお参りし、館内の展示物などについて説明を聴きました。事前にビデオなどで予習していた別段御触書取り下げの嘆願や、強訴、その結果捉えられた人々の助命について、さらに深く学ぶことができました。参加された皆さん、お疲れさまでした。

       

2024年11月5日 | カテゴリー : News | 投稿者 : info_7z6i6ge7

第2回理事会を開催しました

10月24日(木)13:30から春日住民センターで市同教の第2回理事会を開催しました。主な協議事項は「丹の里 人権のつどい」についてです。この人権のつどいは、丹波市、丹波市教育委員会に加え、市同教を含め6団体が主催し、12月8日(日)に春日文化ホールで開催されます。その中で、市同教は「人権活動事例発表」を担当するほか、理事の皆さんには駐車場係や入口誘導係、受付係、会場整理係を担っていただきます。

理事会後の研修会では、「渋染一揆を闘いぬいた人々~嘆願・強訴・助命~」をテーマとして事務局からビデオ視聴を含めて約40分間のプレゼンをしました。今年度の現地研修は岡山市渋染一揆資料館を訪れる予定ですので、その事前学習として研修をしました。参加された理事の皆さん、お疲れさまでした。

2024年10月24日 | カテゴリー : News | 投稿者 : info_7z6i6ge7

兵人教 研究大会に参加しました

9月29日(日)に第71回兵庫県人権教育研究大会中央大会が赤穂市で開催されました。丹波市からは小・中・県立学校の教員や市職員、市同教理事など45名が参加しました。

午前中の全体会は、赤穂市ジュニアバンドの演奏に始まり、開会行事、特別報告がありました。特別報告では、姫路市スタディーサポーター 城東町補習教室代表の金川香雪さんが「多文化共生を考える~私が出会った外国につながる子どもたち~」の演題でお話をされました。「外国にルーツのある子どもたちの現状として、言葉のハンディが生活のハンディとなり、高校進学の際に、学費や学力の壁に阻まれ、夢を諦めざるを得ないケースがある。外国人を労働者として見るのではなく、日本を支える隣人として見なければいけない。共生とは、支え支えられる関係だ。」といった内容でした。

午後は12の分散会でそれぞれ2つの報告がありました。丹波市から報告、司会をしていただいた4名の皆さん、ありがとうございました。

 

2024年10月1日 | カテゴリー : News | 投稿者 : info_7z6i6ge7

第3回社会教育人権研修会を開催しました

9月19日(木)19時から柏原住民センターで、標記の研修会を開催しました。この研修会は市同教の部会のうち、社会福祉部会、PTA部会、行政部会の部会員の皆さんを対象としたものです。43名が参加しました。今回は丹波篠山市法務専門員 弁護士の川嶋将太さんをお迎えし「インターネットによる人権問題」の演題で動画削除の対応事例を中心にお話をしていただきました。

「2020年10月、市内の自治会から担当課を通じて、部落差別を拡散助長する動画がインターネット上に投稿されているとの相談を受けた。そこですぐに市長に報告し、動画を削除するための法的手続きを迅速に進めた。結果、短期間で削除されるに至った。その過程で困難な局面もあったが、自治会と市が連携して行動したことがよかった。このような差別行為の事前予防には、人権教育とその啓発が重要である。」といった内容でした。

 

2024年9月20日 | カテゴリー : News | 投稿者 : info_7z6i6ge7

第2回社会教育人権研修会を開催しました

9月13日(金)19時から柏原住民センターで、標記の研修会を開催しました。この研修会は市同教の部会のうち、社会教育部会、女性部会、宗教部会、企業部会の部会員並びに理事の皆さんを対象としたものです。39人が参加しました。講演の講師に、尼崎市職員でハンセン病家族訴訟原告団(あじさいの会)副団長の黄光男(ファン グァンナム)さんをお迎えし、「ハンセン病家族の思い~問われているのは誰ですか~」の演題でお話ししていただきました。

家族がハンセン病にり患したことにより、幼いころから両親や兄弟姉妹と離れて暮らさざるを得なかった経験をもとにしたお話です。「明治末期からのらい病に関する法律により、ハンセン病患者を隔離する「無らい県運動」が各地で展開され、地域社会にハンセン病に対する偏見・差別や忌避感や排除意識が定着した。1996年にこの法律は廃止され、熊本地裁で国家賠償請求訴訟が始まった。2019年に原告勝訴の判決が下されたが、ハンセン病家族の被害は払しょくされず、現在も約800人が全国の療養所に残されているなど課題が多い。」といった内容でした。講演の最後には、自作の歌「閉じ込められた生命」などをギータの弾き語りで披露され、ハンセン病家族の思いを訴えられました。

 

 

 

 

2024年9月17日 | カテゴリー : News | 投稿者 : info_7z6i6ge7

「丹波市人権ゆかりの地探訪」を開催しました

8月22日(木)13時30分から春日住民センターで市同教による「丹波市人権ゆかりの地探訪」の研修会を開催しました。この研修会は隣保館事業の「じんけんセミナー」を兼ねて実施しています。参加対象は、市内の小・中・県立学校の教員と参加を希望された市民の方々です。参加者は想定を上回り60人近くになりました。

講義は「氷上の水平運動と松茸山入会権闘争」のテーマで、大阪人権博物館館長の朝治武さんによるお話しです。まず、1922年の全国水平社創立(3月3日)と兵庫県水平社創立(11月26日)に続いて、1925年9月26日に柏原町の氷上公会堂で氷上郡水平社が創立された際の決議文や創立に至るまで経緯などについて資料や新聞記事などを見ながら説明を聴きました。そして、その後の差別事件をめぐって有力者たちの調停による解決が高く評価されたことや、松茸山入会権闘争の展開と帰結についてのお話を聴くことができました。80分という限られた時間の中で多くのことを学びました。朝治さん、ありがとうございました。

 

 

2024年8月23日 | カテゴリー : News | 投稿者 : info_7z6i6ge7

学校教育人権研修会を開催しました

8月1日(木)13時30分より氷上住民センターで標記の研修会を開催しました。参加対象者は、市同教の部会に登録されている市内の認定こども園、小中学校、県立学校の先生たちと関係する理事の皆さんです。講師に「じんけんSCHOLAR」共同代表の上杉聰さんをお招きし「教科書のなかの部落問題~その大きな変化から考えること~」の演題でお話を聴きました。

餞民廃止令(解放令)から150年、全国水平社創立から100年が経ってもなくならない部落差別。その歴史の研究が始まったのは1970年ごろ。1975年ごろから学校の教科書に部落問題が書かれるようになった。社会科の歴史分野の教科書には「庭造り」「身分制」「腑分け」「渋染一揆」「廃止令」「水平社」「憲法」「差別撤廃」について記述されているが、これらの記述には今後改善が必要とされる点がある。また、研究の過程で江戸時代の身分制度の表記に間違いがあることがわかり改訂された。などについてお話がありました。また、最後に「人権を学ぶことはすべての人が安心して優しく過ごしていくことにつながる」と締めくくられました。

部落史の研究によって、今後さらに教科書の内容が確かなものになるので、先生たちも児童、生徒にしっかり教えてほしいという上杉さんの思いを感じ取ることができました。50名を超える参加者は皆熱心にメモを取りながら聴講されていました。

上杉さん、酷暑の中、遠方まで来ていただきありがとうございました。

 



 

 

 

2024年8月8日 | カテゴリー : News | 投稿者 : info_7z6i6ge7

第71回兵庫県人権教育研究大会丹波地区大会が開催されました

7月27日(土)に標記の大会が、丹波篠山市立四季の森生涯学習センターとその周辺施設で開催されました。今回は9時から午前中での開催でしたが、朝から気温が上昇する暑い日となりました。大会テーマは「差別の現実から深く学び、生活を高め、未来を保障する教育を確立しよう」です。

全体会では、関西外国語大学教授の新井肇さんに「いじめを生まない学校・社会をめざして~子どもと大人が手を携えてできること~」の演題で講演をしていただきました。講演の柱は①いじめの社会問題化と法の成立 ②いじめの現状といじめ防止対策の課題 ③子どもがいじめをしない人に育つために の3本です。「いじめは学校だけの問題ではなく社会全体の問題として捉えなければならず、2013年に成立した〝いじめ防止対策推進法〟にはいじめ防止に社会総がかりで取り組む決意が示されている。また、この推進法によっていじめの定義は大きく変わった。いじめ問題において目指すべきは〝いじめゼロ〟ではなく〝いじめ見逃しゼロ〟であり、いじめは見つけようとしなければ見つからない。児童生徒が共生社会の担い手として育つためには、多様性を認め合い理不尽な世の中を変えられる大人になることをめざさなければならない」など、たくさんのことを教えていただきました。また、コロナ関連の学校でのいじめが大人社会に比べ少なかったことは「学校で正しい知識を教え、理解が深まったことが大きな要因だ。」ともおっしゃっていました。「見つけようとしないと見つからない」「正しい知識と理解の深まりが必要」などは、あらゆる人権課題についても当てはまることだと思いました。

9つの分科会では、丹波市から小学校2校、中学校1校、国際交流協会、自治会より5つの分科会で報告がありました。報告者・司会者・記録者の皆さん、お疲れさまでした。丹波市からは総勢140人程が参加されました。



 

 

 

2024年7月29日 | カテゴリー : News | 投稿者 : info_7z6i6ge7