8月23日(火)13時30分より氷上住民センターで標記の研修会を開催しました。参加対象者は、市同教の部会に登録されている市内の認定こども園、小中学校、県立学校の先生たちと関係する理事の皆さんです。また、一般市民の参加者もあり全部で51人の皆さんが、約100分間の講義を聞きました。講師は京都教育大学名誉教授の外川正明さんです。「改めて部落史に学ぶ~DVD『水平社を立ち上げた人々』を視聴して~」の演題で、外川さんが共同で企画監修されたDVDを放映しながら話をしていただきました。
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「丹波市人権ゆかりの地探訪」を開催しました
8月4日(木)9時30分から氷上文化センターで市同教による「丹波市人権ゆかりの地探訪」を開催しました。この研修会は丹波市まちづくり部人権啓発センターとの共催です。参加対象は、市内の小・中・県立学校の教員と一般市民希望者です。今回は地元の小学校が校内研修の場として参加されたこともあり、62人の皆さんに参加していただきました。
講義は「水平社創立から今、そしてこれから ~みえるとわくわくする部落の人たちの生き方~」のテーマで、元教員の細田さんによるお話しです。大正から昭和初期の部落差別やそれに立ち向かう人々の熱意を語っていただきました。そして「水平社の理念は、日本で展開されてきたさまざまな人権運動の“原点”となりました」「部落解放は、人づくりと村づくり。経済と教育の基盤をつくり、周りの地域との一体化を図ることです」「インターネットで拡散される差別の連鎖を断ち切るためには教育の力が最も必要です」などの内容を、生き生きした口調と表情でお話ししていただきました。参加者は、皆、引き込まれるように聴いておられました。細田さん、ありがとうございました。
第69回兵人教 丹波地区大会が開催されました
7月30日(土)に標記の大会が、丹波篠山市立四季の森生涯学習センターで開催されました。12時45分に開会、13時からの講演は、Like myself 代表の前田 良さんに「僕は父親になった」~自分らしく生きる~をテーマとしたお話でした。
講演の主な内容は、ご自身の様々な経験から「一人ひとりの違いを認め、大切にしてほしい。」「私のことを理解できなくても、性について悩んでいる人がいるということを、まず『知る』こと。そして、次に『気付く』ことが大切です。」「自分を受け入れることができれば、自分のことを話すことができるようになります。」「自分らしく生きることは、ありのままに生きることです。」など、今日的な人権課題についてです。
今回の大会は、コロナ禍のため、会場に参加される人と、職場や自宅等でリモートによって参加される人に分かれて行われました。丹波市からは160人程が参加され、そのうち40人程は会場に来ていただき、120人程はリモートによる視聴です。分科会での報告は、事前収録した動画を申込者に限定したYouTubeによって配信するという方法です。初めての試みでしたが、実りのある大会になりました。
社会教育分野 合同部会A 研修会を開催しました
6月21日(火)19時から柏原住民センターで、標記の研修会を行いました。想定を超える72人に参加していただきました。講演は、NPO法人ヒューマン・ライツ・アドバンス・堺の事務局長で舳松人権歴史館にお勤めの井上さんに「わたしと部落問題」の演題でお話ししていただきました。
現存する部落差別の実態を中心に、ご自身の様々な体験を交えたお話です。部落差別は「進学や就職、結婚、転居など、人生の節目で現れる」、近年は「日常のSNSによる人権侵害の拡散」が大きな課題、人権とは「人として当りまえの生活をする権利」、差別は「される方」だけではなく「する方」をも不幸にする、家庭内での間違った価値観の連鎖が差別を温存している、差別のない社会にするには「思いやりの心をもつ」「相手の立場に立つ」「人とつながる」ことが大切、など多くの教示をしていただきました。
1時間がとても短く感じられ、聴く人の心にストンと入るお話でした。井上さん、遠方から丹波の地へお越しいただき、ありがとうございました。